今日の朝日新聞

10月30日付夕刊(ネット上のソースなし)
窓 論説委員室から 安倍政権の憲法感覚
 中川自民党政調会長や麻生外相が、日本も核兵器保有を「議論しておくのは大事だ」と繰り返し述べている。政府や与党の要職にある人がこうした発言をすれば、国際社会に誤ったメッセージを送りかねない。きわめて不適切だ。
 もうひとつ気になるのは憲法21条の言論の自由を引き合いに「議論することを止めるのは言論封殺だ」と、批判を封じ込めようとする麻生氏や安倍首相の言い分だ。
 だが、その論理は逆立ちしている。
 憲法が保障しているのは、国民の自由と権利が国家権力に侵されないということにほかならない。国家権力を行使する立場にある人が、どんな言動をしようと批判されない、ということではないのだ。 
最近の政界では、こうした憲法をめぐる勘違い、あるいは曲解がまかり通る。思い出されるのは小泉前首相が靖国参拝について、19条の思想・良心の自由を引用し、「どんな形で哀悼の誠を捧げるかは個人の自由だ」と正当化したことだ。
 小泉路線を踏襲してもいいが、誤った憲法解釈まで引き継がれては困る。

 そういえば、管総務相がNHKの短波ラジオ国際放送に対し「拉致問題を重点的に取り扱うよう命令したい」と明らかにした。
 閣僚や党首脳らは言論の自由を盾にしながら、NHKの報道の自由には頓着しない。そう見られても仕方がない。この程度の憲法感覚の安倍政権が、最重要課題として憲法改正を掲げる。その危うさを思わざるを得ない。〈恵村順一郎

憲法21条の言論の自由を引き合いに「議論することを止めるのは言論封殺だ」と、批判を封じ込めようとする麻生氏や安倍首相の言い分だ。
>国家権力を行使する立場にある人が、どんな言動をしようと批判されない、ということではないのだ。

自民党の『誰』が『いつ』『批判するな』と言ったんでしょうか?
議論というのは、賛否両方がそれぞれの立場で意見を言い合うことですよね?
賛成派、反対派それぞれが意見を言う場を作ろうと言っているだけでしょ。
今までは、賛成意見を言うことすら出来ない状況だったわけで、今の状態が『言論封殺』と表現するのは、間違っていないでしょ。
「議論しよう→(朝日新聞の脳内解釈)→批判を封じ込める」となることが理解できませんw


>その論理は逆立ちしている。
朝日新聞の論理は、破綻している。


>19条の思想・良心の自由を引用し、「どんな形で哀悼の誠を捧げるかは個人の自由だ」と正当化したことだ。
小泉路線を踏襲してもいいが、誤った憲法解釈まで引き継がれては困る。

小泉元首相の発言について、憲法解釈が誤っているという根拠はどこにあるんでしょうか?
最高裁で判決でも出たんですか?
それとも、朝日新聞が間違いだと思ったら、間違いなんですか?
誤った憲法解釈だという根拠を知っている人がいたら、ぜひ教えてください。


>NHKの報道の自由には頓着しない
NHKは国民から直接受信料を徴収しているのだから、NHKの幹部が好き勝手に報道するのではなく、国民の意思を反映させて報道する必要がある。
国民に、「拉致問題を重点的に取り扱う報道」の賛否を問うてみてはいかが?
少なくとも、俺は賛成票を入れるけどね。
(俺のTVはアンテナに繋いでいないから、受信料払っていないけどw)
さらに、国会議員は日本国民の代表です。
そうなると、政府からの命令は、国民からの間接的な命令とも言えないだろうか?
国民が政府の発言・行動に納得しなければ、次の選挙で自民党が敗北するでしょう。


拉致問題は、日本国民が重大な国家犯罪に巻き込まれている事件です。
公共放送という立場のNHKに対して、この事件を重点的に取り扱うように政府が命令することの何が問題なんでしょうか?
政府に命令される前に積極的に行うのが当然なのに、NHKが動かないから命令って話になるんだろ?


簡単に言うと、
1.日本国民が誘拐される
2.NHKの誘拐事件に対する報道が消極的
3.政府が事件解決のため、「NHKに対して積極的に事件の報道をするよう命令したいな〜」と発言
4.朝日新聞が「報道の自由を守れ!」と大騒ぎ
どちらの意見が変なのか、みなさんに判断はお任せしますw